「オラクルカードは知っているけど、ルノルマンカードって何?どうやって占うの?」
カード占いといえば、タロットカードやコーヒーカード、オラクルカードが有名ですよね。
ルノルマンカードにはタロットカードなどとは違った魅力があり、最近ではルノルマンカードを使う占い師も増えてきているとか。
本記事では、そんなルノルマンカードの特徴や占い方、カードの特徴など詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ルノルマンカードとは?どんな特徴があって何が占えるの?
ルノルマンカードは、19世紀のフランスの有名占い師「ルノルマン」から名付けられたカード占いのことです。
ルノルマンの占術は「当たる」と多くのフランス人に知られており、有名人はおろか、宮廷や政治関係者などもその導きを受けていたと言われています。
ここからは、ルノルマンカードの特徴や何が占えるのか、また当たるのかどうかなどについて、詳しく解説していきます。
36枚のカードで占う
ルノルマンカードは、全部で36種類あります。
タロットカードやオラクルカードのように、数が多いのが特徴ですが、占う際に複雑な読み解きなどは一切必要ありません。
カードの意味をそのままシンプルに読み解くだけなので、初心者が行うカード占いには、ルノルマンカードが向いていると言えるでしょう。
シンプルでイメージしやすいイラストが特徴
ルノルマンカードが初心者に向いていると言われる理由は、シンプルでわかりやすいところです。
カードの絵柄をそのままを解釈するのも多く、リーディングの読み間違えなどが少ないのも特徴です。
とはいえ、おしゃれで凝った絵柄が施されているルノルマンカードなど、選ぶカードによってはその読み解き方が複雑になる場合もありますので、初心者はできるだけシンプルな絵柄を選ぶのがおすすめです。
出たカードの組み合わせにより、解釈が変わる
ルノルマンカードは、「コンビネーション・リーディング」と呼ばれる占術を用いるため、カードの位置や関係性を考慮しながら読み解いていきます。
そのため、複数のカードを用いてリーディングを行う際は、読み手のインスピレーションや想像力が大きく関わってきます。
初心者の方は一枚引きのカード占いから始め、慣れてきたら一枚ずつ枚数を増やしながら読み解く練習を重ねていきましょう。
未来を占うのに向いている
ルノルマンカードは、「気持ち」を読み解くのにとても優れたカード占いです。
そして、未来を占う際は「とても具体的な内容」を読み解くことができます。
たとえば「片思いをしているあの人との未来について知りたい」など、恋愛・仕事・人間関係においてそれぞれの気持ちや状況が関わっている場合は、未来を具体的に読み解くことができるのです。
場所や物を占うことにはあまり向いていない
未来を占うのに優れているルノルマンカードですが、実は、場所を占うのには適していないと言われています。
その理由は、物には感情や想念がないため、エネルギーが伝わりにくいことが挙げられます。
サイコメトリーなど、物に付着している人の想念を読み解くことができることはありますが、基本的に物が自ら想念やエネルギーを発することはありません。
またスピリチュアルスポットなどエネルギーの強い場所は存在しますが、人間の想念などのエネルギーとは異なるため、場所を占うのに適しているとは言えません。
これらのことから、ルノルマンカードには場所や物について占うことには向いていないのです。
ルノルマンカードの占い方とは?初心者が知りたい基本の占い方
ルノルマンカードを用いて占うとき、正しい手順が存在します。
精度を高めるためにも、まずは基本的な占い方を紹介していきます。
- 場所と体の浄化をする
- 心を落ち着かせ、占いたい内容を整理しておく
- カードをシャッフルする
- 使うスプレッド通りにカードを展開する
- カードの意味を読み解いていく
場所と体の浄化をする
まず、どんな占術でも、場所が汚れていたり、占う本人が清潔でなければ負のエネルギーを帯びてしまい、正確なリーディングを行えない場合があります。
そのため、まずは綺麗に掃除し、その場を浄化しておく必要があります。
また場所の浄化方法には、セージの葉を炊く方法があり、白檀などの高貴な香りのお香や、お気に入りのアロマなどでも場の浄化を行うことができます。
そして、占いを行う本人は、入浴後などで身を清めた後にリーディングを行うのが最適です。
とはいえ、「さすがに時間がない」という場合は、手だけでも綺麗に洗っておくことをおすすめします。
心を落ち着かせ、占いたい内容を整理しておく
まずは心を落ち着かせ、どんな内容を読み解きたいのかを具体的にしておきましょう。
感情がたかぶっていたり、テンションが高いままリーディングを行っても、あなたの欲しい答えを得られず、負のエネルギーが場の空気を狂わせ、正しい読み解きができない可能性があります。
そのため、心が落ち着いていないときにカードで占うことはおすすめできません。
また、占いたい内容をあらかじめ整理しておくと、パッとカードの絵柄を見ただけでより鮮明にその答えを引き出すことができるので、あらかじめ占いたい内容を整理しておきましょう。
カードをシャッフルする
あなたが知りたい内容をイメージしながらカードをシャッフルし、「ここだ」と思うタイミングで手を止めましょう。
使うスプレッド通りにカードを展開する
カードをシャッフルしたりカードが切れたら、使うスプレッド通りにカードを展開していきましょう。
カードの意味を読み解いていく
ワンカードやツーカードはとてもシンプルですが、複数のカードを展開して占う場合は読み解き方も複雑になることがありますので、組み合わせに気をつけながら読み解いていくことがおすすめです。
カードの枚数別!ルノルマンカードの占い方
ここからは、カードの占術(展開方法)やカードの意味について詳しく解説していきます。
スプレッドとは
スプレッドとは、カード占いにおけるカードの展開方法や並べ方を意味しています。
また、ルノルマンカードといえば、36枚全てを使った「グランタブロー」が有名ですが、初心者にもおすすめな占い方法はもっとシンプルです。
慣れてきた段階で少しずつカードの枚数を増やしていくことがおすすめです。
このように、少しずつカードを増やしていくことで、きめ細やかなリーディングが行えるのもルノルマンカードにおけるスプレッドの特徴と言えるでしょう。
ルノルマンカードの占い方:ワンオラクル【1枚引き】
初心者の場合は、「ワンオラクル(ワンカード)」と呼ばれる1枚引きの占い方法が人気です。
このスプレッドは、今のあなたの未来、相手の気持ちなどYesかNoで答えられるようなシンプルな質問に向いています。
また、ワンオラクルでどうしてももう少し答えが欲しい場合は、もう一枚カードを足して「ツーカード」と呼ばれる2枚引きのカード占術に切り替えてみましょう。
あなたと相手、過去と未来など「主語と述語」のように解釈すると読み解きやすい占術になり、はっきりとした答えを知りたいときにおすすめです。
ルノルマンカードの占い方:スリーカード【3枚引き】
時間の流れを深く読み込みたいとき、また相手との未来を知りたいときにおすすめのスプレッドです。
やり方は、象徴となるカードを先に引いておき、残りのカードをシャッフルします。
占いたい内容を整理し、どんな質問内容なのかイメージしておきます。
左から、「過去」「現在」「未来」と展開し、占いで知りたい内容やこれから起こることなどを時系列で読み解いていきましょう。
ルノルマンカードの占い方:ファイブカード【5枚引き】
ファイブカード以降のスプレッドは中級者向きになるため、ある程度カードの内容が頭に入っていないと占いにくい占術になります。
占い方は、まずは象徴カードを引いておき、残りのカードをシャッフルしていきます。
続いて、左から「過去」「現在」「原因」「助言」「未来」と5枚のカードを展開していきましょう。
この占術は、悩みの根本となる原因を炙り出し、それらを解決するためのアドバイスを深く読み解くことができます。
ルノルマンカードの占い方:ナインカード【9枚引き】
ナインカードは、ルノルマンカード占いでも深層心理が読み解ける占いとして、多くの人に人気のあるスプレッドになります。
やり方は、あらかじめ象徴カードを引いておき、残りをシャッフルしていきます。
そして、左から3枚ずつ、上から下へ3段カードを展開していきましょう。
上段は「表面的な問題」、中段は「現在の状況」、そして下段は「深層心理」として読み解きます。
ルノルマンカードの占い方:グランタブロー【36枚引き】
グランタブロー(ハウス読み)は、カードの数字に着目したスプレッドで、展開されたカードの数字を「家の番号」として配置し、カードの組み合わせによって読み解いていきます。
展開方法は、左から8枚を並べ、上から下へ4段並べた後、5段目に残りの4枚を展開していくやり方です。
ポイントとなるカードは、上段左端のカードです。
このカードが中心となって、周りのカードとの組み合わせにより状況を判断していきます。
ルノルマンカードとタロット・オラクルの違いとは
ルノルマンカードとタロット、オラクルカードの大きな違いには、数と複雑さの違いが挙げられます。
また、タロットやオラクルのように抽象的で曖昧な表現とは違い、シンプルな構成も違いだと言えるでしょう。
ここからは、もう少し詳しくルノルマンカードとタロット、オラクルの違いについて解説していきます。
3つを比較し、占いやすく扱いやすいカード占いかどうかなどの判断材料にしてくださいね。
ルノルマンカードは答えが具体的
ルノルマンカードは、タロットやオラクルと比べて比較的シンプルで読み解きやすいので、答えを導きやすいのが特徴です。
そして、その答えに関してもシンプルでわかりやすいメッセージが多いので、より具体的に占いたい内容を知ることができるでしょう。
逆位置という概念がない
タロットやオラクルのように、逆位置によってカードの意味が180度変わってしまうことはありません。
そのため、たとえカードを逆さまに引いたとしても、カードの意味さえきちんと習得していれば読み違えることはないのです。
1枚に1つの意味しかない
タロットやオラクルには、一枚のカードでも複数の意味を持ち合わせていたり、抽象的で曖昧な表現があったりします。
しかし、ルノルマンカードは一枚のカードに一つの意味しかなく、シンプルでわかりやすい構成となっていることから初心者にも扱いやすいカード占いとして人気があります。
グランタブロー(全てのカードを使って占う)
オラクルやタロットは多くても10枚ほどのスプレッド展開しかないですが、それに比べ、ルノルマンカードは36枚全てのカードを使った占いができます。
そして、36枚の全てのカードを使って占うことを「グランタブロー」と言います。
実は、ルノルマンカードはグランタブローが代表的な占術です。
グランタブローは、複雑で読み解きにくいことでも深く読み解いていくことでできるので、この点ではオラクルやタロットと似ているかもしれません。
占いたい内容に合わせたおすすめのリーディング方法
ここからは、ルノルマンカードでリーディングを行う際に、占う内容とマッチしやすいリーディング方法を紹介していきます。
占いたい内容と、相性のいい占術は、
- 相手の気持ちや自分自身のことを占いたいとき・・・ワンオラクル
- YesかNoで答えが欲しいとき・・・ワンオラクル
- 相性や人間関係(自分と特定の相手)を占いたいとき・・・ツーカード(コンビネーション)
- 復縁できるかどうかを占いたいとき・・・スリーカード、ファイブカード、ナインカード
- 過去から未来を占いたいとき・・・スリーカード、ファイブカード
- 仕事や人生を占いたいとき・・・グランタブロー(ハウス読み)
となっています。
ぜひ参考に、あなたに合ったおすすめのリーディング方法を試していきましょう。
まとめ
ルノルマンカードは、とてもシンプルで覚えやすい点が特徴で、気持ちや未来を読み解くのに優れたカードだと言えます。
まずは、あなたの占いたい内容に合わせてスプレッドを展開し、回数を重ねるごとに徐々に慣れていくことが大切です。
初めは戸惑ったり読み違えてしまうことがあるかもしれませんが、慣れれば簡単に占えるようになってきますので、諦めないことがポイントです。
ルノルマンカードで占うことができるようになれば、カードから得たアドバイスで前向きになれたり、生活にいい影響を与えられることでしょう。
ルノルマンカードを使った素敵なカード占いで、あなたの生活を彩っていきましょう。